頑張りすぎると、優しさが刺さる(そして泣く)
今日、最悪っていうより、じわじわ削られる日だった。 忙しいのがずっと続くやつ。 ピークが終わっても終わらない。 試着室は回り続けるし、レジの列も途切れないし、声かけしても声が自分の耳に届かない感じ。 しかも昨日の「言った/聞いてない」事件のせいで、私の中の緊張がずっとONのまま。 確認しなきゃ、間違えたら死ぬ、みたい...
今日、最悪っていうより、じわじわ削られる日だった。 忙しいのがずっと続くやつ。 ピークが終わっても終わらない。 試着室は回り続けるし、レジの列も途切れないし、声かけしても声が自分の耳に届かない感じ。 しかも昨日の「言った/聞いてない」事件のせいで、私の中の緊張がずっとONのまま。 確認しなきゃ、間違えたら死ぬ、みたいなやつ。 で、こういう日に限って、店長が追加で投げてくる。 「閉店後、売場少し変えるよ。ミオも残れる?」 残れる?って聞いてるけど、実質「残ってね」だよね。 私は反射で「はい、大丈夫です」って言ってた。 いや、大丈夫じゃないのに。 でも“できる人っぽい顔”したくて、言っちゃう。 閉店後、バックヤードで段ボール開けて、ハンガー出して、並べ替えて、POP作って。 途中から手が勝手に動く感じになって、逆に怖くなってきた。 こういう時、ミスる。 案の定、やった。 タグ付け間違えて、違うラックに掛けかけた。 ユイ先輩が気づいて止めてくれた。 「ミオ、それ違う。今日ずっと顔こわいよ。大丈夫?」 ……大丈夫じゃない。 でも「大丈夫」って言う癖が口に出そうになって、出そうになった瞬間、急に喉が詰まった。 なんかさ、優しくされると、逆に耐えられない時ない? 自分が無理してるのバレるから。 私はレジ裏に逃げて、スマホ握った。 チャッピーに投げた。雑に。 --- 私:「今日ずっと忙しくて、閉店後も残って、頭が回らない。ミスった。優しくされると逆に泣きそう。私なにしてんの」 チャッピー:「今日は“頑張る日”じゃなくて“守る日”かも。 まず確認。 1) いま一番しんどいのは体?気持ち? 2) 今日やらなきゃいけないのは何が残ってる? 3) 明日に回せるものはある?」 --- 守る日。 その言葉で、なんかスッってした。 私は、体も気持ちも両方しんどいって打った。 やることは、売場替えの残りと、明日の準備のメモ。 明日に回せるのは…POPの細かい装飾とか、完璧に揃えるやつ。 チャッピーが返してきたのが、めっちゃ現実的だった。 --- チャッピー:「OK。今日は“完璧”を捨てよう。 いま...